【第65回 広告表示アドバイザリー委員会】
■日時 2024(令和6)年4月23日(木)10:00~12:00
■場所 電気通信事業者協会 会議室+Web
■議題
(1)第60回広告表示検討部会(4/15)での検討結果の確認
  (テレビ広告:11社87広告、新聞広告:3社5広告)
(2)委員会からの指摘に対する各社からの回答について
(3)Web広告の個別事案について
===
(1)第60回広告表示検討部会(4/15)での検討結果の確認
・広告表示検討部会での確認結果を受け、検討を行った。
なお、検討結果を、令和6年6月10日付で各社に通知した。
・テレビ広告:11社87広告
5社9広告に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題がある、
6社8広告に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題があるとまでは言え
ないが、不適切と思われる内容が含まれているか、表現上の配慮が必要と思われる
ものがある場合に該当する、
3社に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題はないとした。
・新聞広告:3社5広告
1社1広告に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題がある、
1社1広告に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題があるとまでは言え
ないが、不適切と思われる内容が含まれているか、表現上の配慮が必要と思われる
ものがある場合に該当する、
1社に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題はないとした。
 〇 今回の指摘事例
・テレビCM
 指摘事項:利用者の調査結果を用いた広告において、調査結果を示すグラフの目盛り表示でことさら差異を大きく見せている印象があり、その差異について有意な差であることが統計的・客観的に説明できないのであれば、消費者に対し誤認を与える表示となる恐れがある。
 (自主基準・ガイドライン 第7条)
・テレビCM
 指摘事項:速度を訴求する表示箇所に、ベストエフォート型サービスに関する表示
が必要である。(FTTH)
 (自主基準・ガイドライン 第14条)
・テレビCM
 指摘事項:割引期間を定めた基本料金割引サービスにおいて、割引期間終了後の価格として表示されている金額が実際の金額よりも高くみえる表示は改めるべきである。
 (自主基準・ガイドライン 第6条三)
・テレビCM
 指摘事項:割引期間終了後に料金が増額となることがわかりにくい。割引期間終了後の
料金を明記するなど、消費者に誤認を与えない配慮が必要である。
 (自主基準・ガイドライン 第5条、第8条)
・テレビCM
 指摘事項:「最○」などは、比較において最上級の優位性を示す表現であり、表示における最上級内容が客観的事実に基づく根拠によるものであることを示す必要がある。また、他社との比較でなく自社内サービス等との比較であるならば過去のサービス等と比し最も優位性がある旨を示す必要がある。
 (自主基準・ガイドライン 第7条)
・テレビCM
 指摘事項:広告で訴求されている料金が適用されるには、同社他サービス契約との組合わせによる割引適用が必要であるが、その旨が理解されにくく、単独サービスにおける金額と誤認を招くおそれがある。なお、音声による強調表示なされる場合、重要な打消し表示についても音声での読み上げが必要である。
 (自主基準・ガイドライン 第6条 第一号、第二号、第三号、第四号)
・新聞広告
 速度表示に、ベストエフォート型サービスに関する表示が必要である。(FTTH)
 (自主基準・ガイドライン 第14条)

(2)委員会からの指摘に対する各社からの回答について
・委員会からの指摘に対する各社からの回答につき、テレビ広告3社7広告について、各社からの回答を得て、改善されているまたは改善が予定されており、問題はないとした。

(3)Web広告の個別事案について
・個別に提示のあったWeb広告について適正性が確認された。
前々々回62委員会からの確認を基に検討され、引き続き継続検討とした。
=================

totop